和モダンなおしゃれな平屋事例!理想の平屋づくりの進め方やコツを解説!
「和モダンな平屋を建てたい」とお考えの方が増えています。
日本の伝統美とモダンなデザインが融合した和モダンな平屋は、どの世代からも愛される落ち着きと洗練を兼ね備えた住まいです。この記事では、和モダンな平屋の魅力から、外観・内装・間取りのコツまで、プラスリッコの施工事例とともに詳しく解説します。
1. 和モダンな平屋とは?注目される理由
和モダンの定義―伝統美と現代性の融合
和モダンとは、日本の伝統的な建築様式や美意識に、現代的なデザインや機能性を融合させたスタイルです。古くから受け継がれてきた和の趣を残しながら、シンプルで洗練された現代的な要素を取り入れる住まいが特に平屋ではトレンドになりつつあります。
具体的には、格子や障子、畳といった和の建築要素を活かしつつ、直線的でミニマルなデザインや、モダンな設備・素材を組み合わせます。伝統と革新が調和した空間は、日本人の感性に自然と馴染み、心が落ち着く住環境を生み出します。
和モダンな平屋が人気の理由
和モダンな平屋が注目される理由は、その普遍的な美しさと暮らしやすさにあります。
まず、平屋という建築形式そのものが日本の伝統的な住宅スタイルです。ワンフロアで完結する生活動線は、家族のコミュニケーションを自然と生み出し、子育て世代からシニア世代まで幅広く支持されています。階段の上り下りがないバリアフリーな暮らしは、将来的な安心感にもつながります。
さらに、和モダンなデザインは流行に左右されにくく、長く愛着を持って住み続けられるのが魅力です。自然素材の経年変化を楽しみながら、年月とともに深まる味わいを感じられます。
また、開放的な空間設計が可能な平屋では、中庭や庭とのつながりを活かした設計がしやすく、和モダンの特徴である「内と外の調和」を存分に表現できます。自然光が注ぎ込む明るい室内と、季節の移ろいを感じられる庭の景色が、日々の暮らしに潤いをもたらします。
2. 和モダンな平屋の外観デザインのポイント
直線的でシンプルなシルエット
和モダンな平屋の外観づくりで最も重要なのが、直線的でシンプルなシルエットです。
伝統的な日本家屋の複雑な屋根形状ではなく、すっきりとした水平・垂直のラインを意識することで、洗練された現代的な印象が生まれます。
屋根の形状は、片流れ屋根や切妻屋根など、シンプルな形を選ぶのがおすすめです。
平屋は屋根の面積が大きくなるため、その形状が外観全体の印象を大きく左右します。無駄な装飾を省いた直線的なデザインは、モダンな雰囲気を演出しながらも、深い軒によって和の趣を感じさせることができます。
自然素材を活かした外壁の組み合わせ
和モダンな外観を実現するには、素材選びが重要です。特に、自然素材の質感を活かした外壁の組み合わせが効果的です。
例えば、塗り壁と木材を組み合わせることで、和の落ち着きとモダンな印象を両立できます。漆喰や珪藻土などの塗り壁は上品な風合いがあり、経年変化も美しく楽しめます。そこに天然木の板張りをアクセントとして加えることで、温かみのある表情が生まれます。
色合いは、白やベージュ、グレーといった落ち着いたトーンを基調にすると、自然に溶け込むような穏やかな印象になります。黒を取り入れる場合は、木目とのコントラストでシックな大人の雰囲気を演出できます。
和の趣を演出する建築要素
モダンな外観に和の要素を加えることで、和モダンらしい個性が際立ちます。
深い軒は、日本の伝統建築の特徴であり、夏の強い日差しを遮りながら冬の光を取り込む機能性も兼ね備えています。軒の陰影が建物に奥行きを与え、上品な表情を生み出します。
格子は、目隠しや装飾として効果的です。玄関周りや窓に格子を配置することで、プライバシーを守りながら風通しを確保でき、和の情緒も感じられます。
また、玄関ポーチに木材を使った庇や、自然石を配した敷石など、細部に和の素材を取り入れることで、訪れる人を温かく迎える印象的なエントランスになります。
庭や植栽で完成度を高める
和モダンな平屋では、建物と庭が一体となったデザインが重要です。
外構や植栽を効果的に配置することで、建物の美しさが一層引き立ちます。
玄関アプローチには、敷石や飛石を配置し、その周りに季節を感じられる植栽を植えることで、和の風情が漂います。シンボルツリーや低木、下草などを組み合わせた緑が、建物との調和を生み出します。
中庭を設ける場合は、リビングや和室から眺められる位置に配置することで、室内にいながら四季の移ろいを楽しめます。砂利や苔、石組みなど、日本庭園の要素を取り入れると、より和の趣が深まります。
3. 和モダンな平屋の内装づくりのコツ
自然素材で心地よい空間を実現
和モダンな内装の基本は、自然素材を積極的に取り入れることです。
無垢材のフローリングや、調湿効果のある塗り壁は、見た目の美しさだけでなく、住み心地の良さにも貢献します。
天然木は、触れたときの温かみや香りが心地よく、裸足で歩く生活にも適しています。床材として使用するほか、天井に梁を見せるデザインにすることで、開放感と和の趣を同時に演出できます。
壁には、珪藻土やシラス壁など、自然素材の塗り壁を選ぶことで、調湿や消臭効果が期待でき、健康的な室内環境が保たれます。自然素材特有の柔らかな質感は、照明の光を優しく反射し、落ち着いた雰囲気を生み出します。
和の要素をアクセントに取り入れる
内装全体はシンプルでモダンにまとめつつ、要所に和の要素を取り入れることで、メリハリのある空間になります。
障子や格子は、空間を緩やかに仕切りながら光を透過させ、柔らかな陰影を生み出します。リビングと和室の間に格子戸を設けることで、視線の抜けを確保しながらプライバシーも守れます。
畳スペースも、和モダンな内装には欠かせない要素です。リビングの一角に小上がりの畳スペースを設けることで、くつろぎの場として多目的に活用できます。琉球畳など、縁のないモダンな畳を選ぶと、現代的なインテリアとも調和しやすくなります。
照明も重要なポイントです。電球色の間接照明を効果的に配置することで、自然素材の質感が引き立ち、温かみのある空間が完成します。
落ち着いた色調でまとめる
和モダンな内装では、落ち着いた色調で統一感を持たせることが大切です。
白、ベージュ、グレー、ブラウンなどのアースカラーを基調にすることで、自然素材の美しさが際立ちます。
明るく開放的な空間にしたい場合は、白やライトグレーをベースにし、木材の温かみをアクセントに加えます。シックで落ち着いた雰囲気にしたい場合は、ダークブラウンや黒を部分的に取り入れることで、大人の洗練された空間になります。
色の使い方はバランスが重要です。全体を同じトーンでまとめつつ、一部に濃い色を配置することで、空間に奥行きとメリハリが生まれます。
4. 和モダンな平屋の間取りアイデア
中庭とつながる開放的なリビング
和モダンな平屋の魅力を最大限に活かすなら、中庭とつながるリビング設計がおすすめです。
中庭を囲むように部屋を配置することで、どの空間からも緑や空を眺められ、自然との一体感が生まれます。
リビングと中庭をフラットにつなげることで、アウトドアリビングとしても活用できます。大きな開口部を設けて、室内外の境界を曖昧にすることで、実際の面積以上の広がりを感じられます。
中庭は、プライバシーを確保しながら開放感を得られる空間です。外からの視線を気にせず、カーテンなしで過ごせるのも魅力です。家族でバーベキューを楽しんだり、子どもの遊び場にしたり、多様な使い方ができます。
堀床リビングで集いの空間を演出
堀床リビングは、和モダンな平屋ならではの個性的な間取りアイデアです。リビングの一部を段差分下げることで、自然と人が集まる「集いの場」としての存在感が生まれます。
段差部分に腰掛けることができるため、ソファを置かなくても快適にくつろげます。視線の高さが変わることで、空間に変化と奥行きが生まれ、同じフロアでありながらゾーニングが明確になります。
大きな窓の外に広がる庭の景色を、堀床リビングからゆったりと眺める時間は格別です。家族が自然と集まり、コミュニケーションが生まれる心地よい空間になります。
和室・小上がりで多目的スペースを確保
リビングに隣接した和室や小上がりの畳スペースは、多目的に使える便利な空間です。
和室は、来客時の客間として、また家族の昼寝スペースや子どもの遊び場として活用できます。リビングとの統一感を持たせながらも、襖や障子で仕切ることができるため、必要に応じてプライベート空間としても機能します。
小上がりの畳スペースは、リビングの一角に設けることで、空間に変化を与えます。段差部分を収納として活用できるため、限られた面積を有効に使えます。掘りごたつを設置すれば、冬は家族団らんの特別な場所になります。
格子や建具で空間に奥行きを
和モダンな平屋では、格子や建具を効果的に使うことで、空間に奥行きと趣が生まれます。
玄関から直接リビングが見えてしまう間取りでも、格子を設置することで視線を遮りながら光と風は通します。完全に閉じるのではなく、緩やかに仕切ることで、開放感を保ちながらプライバシーも守れます。
寝室や書斎の入り口に、引き戸や障子を採用することで、和の雰囲気を演出できます。開け放てば一体の空間として、閉めれば独立した部屋として使えるため、フレキシブルな暮らし方が可能になります
5. プラスリッコの和モダン平屋事例紹介
アトリエ博多―体感できるモデルハウス
プラスリッコでは、福岡市博多区に常設モデルハウス「アトリエ博多」を構えています。ここでは、和モダンな平屋の暮らしを実際に体感できます。
アトリエ博多の特徴は、中庭を中心とした空間設計です。23.75帖の広々としたLDKは、段差35cmの堀床リビング(7.4帖)を備え、自然と人が集まる設計になっています。大きな窓からは中庭の景色が眺められ、まるで絵画のような美しさです。
リビングに隣接する6帖の和室は、スタイリッシュな和モダン空間として、おもてなしの場や家族のくつろぎスペースとして活躍します。堀りごたつも設置され、伝統的な和の要素を現代的にアレンジした工夫が随所に見られます。
中庭は、噴水や植栽を配した「アウトドアリビング」として設計されています。脱衣所・浴室にもつながっているため、子どもたちが思い切り遊んだ後、すぐに身体を洗える動線も確保されています。タイル仕上げでお手入れしやすい点も実用的です。
寝室にはウッドデッキが直接つながっており、就寝前や朝のコーヒータイムに、プライベートな屋外空間でくつろげます。シラス壁を採用した寝室は、調湿や消臭にも優れ、心地よい睡眠環境を実現しています。
玄関周りも和モダンならではの工夫が凝らされています。藍色の塗壁と木の趣が印象的な玄関ポーチから、プラスリッコオリジナルの格子戸を通ると、玄関と中庭それぞれに移動できる2way設計になっており、便利で美しい動線が体感できます。
夜になると、植栽や外壁、中庭がライトアップされ、昼間とはまた違う幻想的な美しさに包まれます。外壁のアクセントとして効かせた塗装とタイルが、趣のある表情を生み出し、和モダンの魅力を存分に感じられます。ぜひ家づくりのヒントを見つけてみてください。
実際の施工事例から学ぶ和モダンの工夫
プラスリッコでは、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた和モダン平屋を数多く手がけています。ここでは、実際の施工事例から和モダンの工夫を学んでいきましょう。
F様邸(福岡市西区)の事例
D様邸(福岡県福津市)の事例
福岡県福津市:D様邸
D様邸は、3LDK+中庭という構成で、延床面積143.26㎡の平屋です。敷地面積374.65㎡という広さを活かし、中庭を中心とした開放的な空間設計が特徴です。
リビングや玄関から中庭を囲む配置により、どの部屋からも緑や空を眺められ、自然との一体感が生まれています。プライバシーを確保しながら開放感を得られる中庭の設計は、和モダン平屋の理想的な形です。
※D様邸の詳細:https://www.plus-ricco.com/works/detail?id=2775
これらの事例に共通するのは、敷地の特性を活かした配置計画と、自然素材を用いた心地よい空間づくりです。それぞれの家族の暮らし方に寄り添いながら、和モダンの美しさを実現しています。
6. 理想の和モダン平屋を実現するための進め方
イメージを具体化する―モデルハウス見学の活用
和モダンな平屋を建てる第一歩は、実際に体感することです。写真や図面だけでは伝わりにくい空間の広がりや素材の質感、光の入り方などは、モデルハウスで確認することで初めて理解できます。
プラスリッコのアトリエ博多では、中庭とつながるリビング、堀床リビング、和室など、和モダン平屋の多様な要素を実際に見て触れて体感できます。2階には内装・外装の打ち合わせスペースがあり、多様なサンプルを見ながら具体的なイメージを固められます。
モデルハウス見学では、次のポイントを確認しましょう。
- 空間の広がりと天井の高さの体感
- 自然素材の質感や色合い
- 中庭や窓から見える景色と開放感
- 生活動線の使いやすさ
- 収納スペースの配置と容量
実際に体感することで、漠然としていたイメージが具体的になり、自分たちの理想の暮らしが明確になります。
暮らし方に合わせた間取り計画
和モダンな平屋を成功させるには、見た目の美しさだけでなく、暮らしやすさを重視した間取り計画が不可欠です。
まず、家族構成とライフスタイルを整理しましょう。子育て世代なら、子どもたちが安全に遊べる中庭や、親の目が届くオープンな間取りが適しています。夫婦二人の暮らしなら、趣味のスペースやゆったりとしたプライベート空間を重視するとよいでしょう。
将来的な変化も考慮することが大切です。平屋は段差が少なくバリアフリーですが、部屋の使い方を変更しやすい設計にしておくことで、ライフステージの変化にも対応できます。
収納計画も重要です。平屋は収納スペースが限られがちですが、小上がりの段差部分や、ウォークインクローゼットなどを効果的に配置することで、十分な収納量を確保できます。
信頼できる住宅会社の選び方
和モダンな平屋を理想通りに実現するには、経験豊富で信頼できる住宅会社を選ぶことが重要です。
まず、和モダンスタイルの施工実績が豊富かどうかを確認しましょう。実例を見せてもらうことで、その会社のデザインセンスや技術力が分かります。
自然素材の扱いに慣れているかも大切なポイントです。無垢材や塗り壁など、和モダンに欠かせない素材は、適切な施工とメンテナンスの知識が必要です。素材の特性を理解し、長く美しく保つためのアドバイスができる会社を選びましょう。
また、保証制度やアフターサポートの充実度も確認が必要です。プラスリッコでは、建物初期保証20年、住宅設備保証10年という長期保証制度を設けており、建てた後も安心して暮らせる体制を整えています。
コミュニケーションの取りやすさも見逃せません。家づくりは多くの打ち合わせを重ねるものです。自分たちの希望を丁寧に聞いてくれ、専門的な視点からアドバイスをしてくれる担当者との出会いが、理想の家づくりにつながります。
7. まとめ
和モダンな平屋は、日本の伝統美と現代的な機能性が融合した、時代を超えて愛される住まいです。直線的でシンプルな外観、自然素材を活かした内装、中庭とつながる開放的な間取りなど、和モダンならではの魅力を取り入れることで、心地よく美しい暮らしが実現します。
理想の和モダン平屋を建てるには、実際にモデルハウスで体感し、家族の暮らし方に合わせた間取り計画を立て、信頼できる住宅会社と一緒に進めることが大切です。
プラスリッコでは、福岡市博多区のアトリエ博多で和モダン平屋の暮らしを体感でき、経験豊富なスタッフが理想の家づくりをサポートしています。長期保証制度も充実しており、建てた後も安心して暮らせます。
和モダンな平屋での暮らしに興味をお持ちの方は、ぜひプラスリッコにご相談ください。一人ひとりのライフスタイルに寄り添った、理想の住まいをご提案いたします。
※参考情報 ※1 和モダンな平屋の外観・内装・間取り設計|和の素材で楽しむおしゃれな空間デザイン(三都の森) https://dfar.jp/blog_and_column/blog_and_column-hiraya-japanese-modern202410-02/
※2 和モダンな平屋の家づくり実例集|内装・外観・間取りのコツも解説(ノークホームズ) https://norq.co.jp/column/71403/








