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2026.08.16

【実例あり】猫と快適に暮らす注文住宅のつくり方|平屋で人もペットも快適に

キャットウォークやペットドア、猫のための専用室。猫と暮らすご家庭の家づくりでは、こうした工夫を間取りに盛り込みたいというご要望が年々増えています。賃貸や建売住宅で「本当はもっとこうしてあげたいのに」と感じてきた飼い主の方にとって、注文住宅は愛猫のための住まいを一から考えられる絶好の機会です。

この記事では、飼い猫の性格や年齢に合わせた注文住宅のつくり方を、間取り・設備・素材選びの観点から解説します。記事の後半では、福岡・佐賀エリアで中庭のある注文住宅を手がけるプラスリッコの建築実例を3件ご紹介しますので、愛猫との理想の住まいを考えるヒントにしてください。

1. 賃貸や建売では難しい「うちの子仕様」が注文住宅なら叶う

福岡県筑紫野市:O様邸

賃貸住宅では、原状回復の制約から壁に穴を開けられず、キャットステップの造作やペットドアの設置はほぼ不可能です。市販のキャットタワーで補うのが精一杯で、置き場所も間取りに縛られます。建売住宅は自由に手を加えられるとはいえ、人が暮らすことを前提に設計されているため、後からキャットウォークを取り付けても動線が不自然になったり、空間になじまなかったりすることが少なくありません。

注文住宅の最大の違いは、設計の段階から「うちの猫がどう過ごすか」を織り込めることです。飼い主の方は、愛猫がどこで寝るのが好きか、どのくらい活発か、何を怖がるかを誰よりもよく知っています。その知識をそのまま設計に反映できるのが、注文住宅ならではの価値です。

また、猫との暮らしは平屋との相性も良好です。ワンフロアで完結する平屋は、猫が家じゅうを見回る動線をつくりやすく、階段や吹き抜けからの落下といった事故の心配も少なくなります。プラスリッコの平屋づくりの考え方は「+RICCOの平屋づくり」でも詳しくご紹介しています。

2. 愛猫の性格・年齢・頭数に合わせた設計アイデア

福岡県筑紫野市:O様邸

一口に「猫と暮らす家」といっても、正解は一つではありません。愛猫の個性に合わせて空間を最適化できるのが注文住宅の醍醐味です。

活発な子には、家全体を遊び場にするルート設計を

上下運動が大好きな子なら、キャットウォークやキャットステップを「点」ではなく「ルート」として設計するのがおすすめです。リビングの壁面から勾配天井の梁へ、そして窓辺の見晴らし台へ。市販のキャットタワーと違い、造作なら高さ・幅・ステップの間隔まで愛猫の体格や運動能力に合わせて調整でき、素材や色も内装と揃えられるため、空間のアクセントとしても楽しめます。

慎重な子・来客が苦手な子には、安心できる隠れ家を

物音や来客に敏感な子には、静かに過ごせる逃げ込み先を間取りに組み込んでおくと安心です。収納の一角や造作家具の下部を猫専用のスペースにするなど、デッドスペースを活かした隠れ家づくりは設計段階だからこそ自由にできます。家族の気配は感じられるけれど視線は届かない、そんな絶妙な距離感の居場所を用意してあげられます。

シニア期を見据えて、長く使える設計に

猫との暮らしは10年、20年と続きます。今は元気に飛び回っていても、年齢とともに足腰は衰えていくもの。キャットステップの間隔を低めに設計しておく、滑りにくい床材を選んでおくなど、シニア期を見据えた備えも設計段階なら無理なく盛り込めます。段差の少ないワンフロアの平屋は、シニア猫にとっても暮らしやすい住まいです。

多頭飼いなら、それぞれの居場所と動線を分けて

複数の猫と暮らすご家庭では、猫同士の相性や縄張り意識への配慮が欠かせません。トイレや食事の場所を分散して配置する、それぞれがくつろげる居場所を複数用意する、鉢合わせを避けられる回遊動線をつくるなど、頭数と関係性に合わせた間取りの工夫ができるのも注文住宅ならではです。

3. 猫が快適に暮らせる間取り・設備の工夫

福岡県糟屋郡:Y様邸

ここからは、どんな性格の子にも共通して検討したい間取りと設備の工夫をご紹介します。

ペットドアや猫専用動線で自由に行き来できるように

ドアが閉まっていると、猫はその先へ行けず、開けてほしくて鳴いたり引っかいたりすることがあります。ドアの下部に猫用の小さな通り道を設けておけば、冷暖房の効率を保ちながら、猫だけが自由に部屋を行き来できます。どのドアに設けるかを暮らしの動線と合わせて計画できるのは、設計段階だからこそです。

中庭があれば脱走の心配を抑えながら「外を眺めたい」を叶えられる

猫は外に出たいというより、窓越しに外の様子を見張っていたい動物です。鳥や虫の動き、風に揺れる植栽、移り変わる光。窓辺は猫にとって、縄張りを監視しながら退屈せずに過ごせる大切な場所です。

その点、建物や壁に囲まれた中庭は猫との相性が抜群です。外からの視線が入らないため、中庭に面した大きな窓はカーテンレスにできます。カーテンを閉める必要がないということは、猫は昼だけでなく夜も外の景色を眺められるということ。夜風に揺れる植栽やライトアップされた中庭を、窓辺からじっと観察する時間は、猫にとって室内飼いでは得がたい楽しみになります。

中庭に面した窓のそばにキャットタワーを置いたり、窓に向けてキャットウォークを造作したりすれば、そこが猫の特等席に。日中は日なたぼっこをしながら外を見張り、夜は静かに景色を眺める。設計段階から「窓辺のどこに猫の居場所をつくるか」を考えられるのは、注文住宅ならではの魅力です。

道路に面した窓と違って車や通行人に驚くことも少なく、万が一窓を開けていても、壁に囲まれた中庭なら道路への飛び出しリスクを抑えられます。ただし、ルーバーや柵の隙間から猫がすり抜けられないかは、設計段階で確認しておくと安心です。中庭のある暮らしの魅力は「中庭付き注文住宅の暮らし」で詳しくご覧いただけます。

傷や汚れに強い素材を最初から選んでおく

賃貸では壁や床の傷に気を遣い続ける日々でも、注文住宅なら最初から猫仕様の素材を選べます。壁紙は表面が強化されたタイプや汚れを拭き取りやすいタイプに、床材は猫の足腰への負担が少ない滑りにくいものに。消臭や調湿の機能を持つ壁材をトイレ周りや玄関に取り入れておけば、ニオイ対策も後手に回りません。

脱走や事故を防ぐ安全対策も設計段階で

好奇心旺盛な猫にとって、家の中には思わぬ危険が潜んでいます。場所ごとに、次のような対策を設計段階から検討しておきましょう。

・玄関:内側にもう一枚の扉やゲートを設け、ドア開閉時の飛び出しを防ぐ
・窓:補助錠やロック付きの網戸で、開閉時の脱走を防ぐ
・キッチン:ゲートや引き戸で仕切り、火や刃物、危険な食材から遠ざける
・浴室:残り湯は抜くかフタを閉め、ドアを閉めておく習慣をつける

後から器具を追加すると見た目も使い勝手も妥協しがちですが、間取りの計画段階で組み込んでおけば、空間に自然になじむ形で安全を確保できます。

4. 【福岡の実例】プラスリッコの猫と暮らす注文住宅3選

ここからは、プラスリッコが福岡で手がけた「猫と暮らす注文住宅」の実例を3件ご紹介します。そのほかの事例は建築事例一覧からご覧いただけます。

実例1:主寝室のマグネット式キャットウォーク「猫壁」が楽しい二階建て(福岡県糟屋郡Y様邸)


項目

内容

所在地

福岡県糟屋郡

敷地面積

244.80㎡(74.05坪)

延床面積

116.34㎡(35.20坪)

間取り

3LDK+中庭

竣工年月

2025年7月


個性豊かなアクセントクロスが随所に光るY様邸。主寝室の壁面には、リクシルの「猫壁(にゃんぺき)」を採用しました。マグネットで脱着できるキャットウォークなので、猫の年齢や好みに合わせて自由にレイアウトを変えられ、寝室で過ごしながら自然に愛猫とのコミュニケーションを楽しめます。

二階へ上がるドアには猫用の小さなペットドアを設置し、猫が家の中を自由に行き来できる工夫も。玄関からつながる約5帖のタイルデッキの中庭は、ファサード壁に守られた安心感のある空間で、家族の憩いの場になっています。

▶ 事例の詳細はこちら:個性あふれるクロスと猫ちゃんとの暮らしを楽しむ、遊び心ある快適な二階建て

実例2:キャットステップを備えた猫専用室のある5LDKの平屋(福岡県小郡市I様邸)


項目

内容

所在地

福岡県小郡市

敷地面積

329.04㎡(99.53坪)

延床面積

121.56㎡(36.77坪)

間取り

5LDK+中庭

竣工年月

2024年8月


勾配天井の約25.4帖のリビングがゆったりと広がるI様邸には、猫のための専用室があります。壁面には高低差をつけてキャットステップを配置し、のびのびと上下運動ができる空間に。アクセントクロスと木製ステップの組み合わせで、デザイン性と遊び心を両立させています。

中庭はウッドデッキ敷きで、玄関ポーチからも出入りできる2WAY動線を確保。自然の温もりを感じられる中庭が、家族と猫の日常にゆとりをもたらしています。

▶ 事例の詳細はこちら:愛猫と家族のための住まい。タイルデッキの中庭でくつろぐ平屋

実例3:勾配天井のLDKにキャットウォークを設けた2LDKの平屋(福岡県筑紫野市O様邸)


項目

内容

所在地

福岡県筑紫野市

敷地面積

260.33㎡(78.75坪)

延床面積

93.29㎡(28.22坪)

間取り

2LDK+中庭

竣工年月

2025年4月


勾配天井の約18帖のLDKに、木の質感を活かしたキャットウォークを設けたO様邸。キッチンの向かいには光と風が心地よい中庭があり、料理をしながらふと見上げると、キャットウォークでくつろぐ愛猫の姿に癒やされます。

ウッドデッキの中庭には洋室から直接出られるため、朝の光や風を気軽に感じられるのも魅力です。室内物干しを備えたランドリールームや畳コーナーなど、人にとっての暮らしやすさも丁寧に設計された住まいです。

▶ 事例の詳細はこちら:愛猫ものんびりくつろぐ、片流れ屋根が印象的な収納たっぷりの平屋の住まい

5. 猫と人が心地よく暮らすための住宅性能

福岡県糟屋郡:Y様邸

間取りや設備と並んで意識したいのが、住まいの温熱環境です。猫だけを家に残して外出する時間があるご家庭では、夏の熱中症や冬の冷え込みが心配の種になります。高気密・高断熱の住まいなら室温の変化が緩やかで、家じゅうの温度をほぼ一定に保てるため、猫がどの部屋で過ごしても安心です。プラスリッコの断熱・省エネへの取り組みは「省エネの家」でご紹介しています。

換気計画は、猫のトイレ周りのニオイ対策にも直結します。空気がよどみなく流れる換気設計に加え、調湿・消臭機能のある壁材を組み合わせれば、来客時も気にならない住環境を保ちやすくなります。

また、猫と長く暮らす家だからこそ、建物そのものの耐久性やアフターサポートも見逃せません。プラスリッコでは建物の初期保証20年、住宅設備の10年保証など、住まいの安心を長く支える体制を整えています。詳しくは「保証する家」をご覧ください。

6. まとめ|「うちの子」に合わせた住まいづくりは体感から始めよう

福岡県小郡市:I様邸

愛猫の性格や年齢に合わせて住まいを一から設計できるのは、注文住宅だけの特権です。活発な子には家全体を遊び場にするキャットウォークを、慎重な子には安心できる隠れ家を、そしてカーテンレスの窓辺から昼も夜も外を眺められる中庭を。飼い主の方が誰よりも知っている「うちの子」の個性を、そのまま間取りに映すことができます。

プラスリッコの常設モデルハウス「アトリエ博多」では、中庭やウッドデッキのある平屋の暮らしを実際に体感いただけます。愛猫との新しい暮らしをイメージしながら、家づくりの第一歩を踏み出してみませんか。

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