【住環境と選び方】福岡の土地おすすめエリア5選

土地選びは、家づくりの第一歩であり、将来の暮らしを大きく左右する大切な決断です。この記事では、福岡で人気の土地エリアや選び方のポイント、最新の土地動向まで、ママ目線でわかりやすく解説します。
1. 福岡で土地を買うときにまず知っておきたいこと
福岡県、特に福岡市は九州最大の都市として発展を続けています。便利な都市機能と豊かな自然環境が共存する街として人気が高く、地価は全国的に見ても上昇傾向が続いています。
土地を購入する前に、福岡県の住宅地の特徴と最新の動向を把握しておきましょう。
福岡県の住宅地の特徴と人気エリアの傾向
福岡県は、都心部の利便性の高いエリアと自然豊かな郊外エリアが調和している魅力的な場所です。特に福岡市内では、利便性と暮らしやすさのバランスが取れた住宅地が多く、子育て世代を中心に人気を集めています。
福岡市は「福岡」「博多」「天神」の3つの主要駅を中心に発展しており、それぞれの周辺エリアは交通アクセスに優れ、商業施設も充実しています。特に天神・博多エリアは再開発が進み、最新のオフィスビルや商業施設が増えています。
また、福岡市の周辺エリアでは、春日市や大野城市、糟屋郡などが福岡市のベッドタウンとして人気で、子育て環境の充実した住宅地が多いことが特徴です。
土地価格の相場と上昇トレンドは?
福岡県、特に福岡市内の土地価格は近年上昇傾向にあります。2025年の地価公示では、福岡市の住宅地の地価上昇率は9.6%と、都道府県庁所在地の中で最も高い数値を記録しました。
福岡市内の人気エリアでは、地域によって差はありますが、平均的な坪単価は以下の通りです。(※1)
・中央区・早良区(西新・百道エリア):60〜100万円/坪
・南区・城南区:40〜70万円/坪
・東区・博多区:30〜60万円/坪
・西区:25〜50万円/坪
福岡市外の郊外エリアでは(※2)
・糟屋郡(粕屋町・志免町など):20〜40万円/坪
・糸島市:15〜30万円/坪
※1,2引用:https://tochidai.info/fukuoka/
特に注目すべきは、福岡市の商業地と住宅地の両方が10年連続で地価上昇を続けている点です。この上昇傾向は、「天神ビッグバン」や「博多コネクティッド」といった都心部の再開発プロジェクトの影響も大きいと言われています。
福岡市は2040年までの人口増加が予測されている数少ない都市の一つであり(※3)、今後も不動産需要は堅調に推移すると予想されています。そのため、土地を購入するなら早い段階での検討が賢明です。
※3引用:https://www.city.fukuoka.lg.jp/soki/kikaku/shisei/fukuokashikihonkosokihonkeikaku/jinkousuikeiH23/documents/shouraijinkousuikei.pdf
エリア選びで後悔しないための3つのポイント
福岡で土地を選ぶ際に考えておきたいのは、今だけでなく将来も見据えた判断をすることです。後悔しないための3つのポイントをご紹介します。
①通勤・通学のアクセス
福岡市内は比較的コンパクトな都市ですが、通勤・通学時間の負担は日々の生活の質に影響します。
電車通勤の場合:駅から徒歩15分以内の物件がベストです。特に雨の多い福岡では、駅近物件の価値は高いです。
車通勤の場合:主要道路へのアクセスや渋滞状況を確認しましょう。特に朝の通勤時間帯の交通状況は要チェックです。
子どもの通学:小学校区は大切な選択基準の一つです。学校までの距離や通学路の安全性を確認しましょう。
プラスリッコでは、お客様のライフスタイルに合わせた最適な立地提案を行っています。通勤経路のシミュレーションや学区情報の提供など、実際の生活をイメージした土地選びについてお気軽にご相談ください。
②周辺環境と暮らしやすさ
日常生活の快適さを左右する周辺環境もポイントです。
・医療施設:総合病院や小児科など、必要な医療機関が近くにあるか
・公園・緑地:子どもが安全に遊べる公園や、散歩できる緑地があるか
・治安:夜間の明るさや地域コミュニティの様子など
実際に検討中の土地の周辺を、平日・休日の違った時間帯に歩いてみたり、車で通ってみることをおすすめします。その地域の雰囲気や生活感を体感することで、暮らしやすさを実感できます。
③将来的な資産価値と住み替えの可能性
マイホームは大切な資産です。将来的な価値変動まで考えておくことが理想的です。
・再開発計画:近隣で再開発が予定されているエリアは将来的な価値上昇が期待できます
・人口動態:人口増加が見込まれるエリアは長期的に価値が維持されやすいです
・交通インフラの整備計画:新駅の設置や路線延長など、交通インフラの整備計画がある地域は注目です
ただし、費用やその時の申込状況など、これらのポイント3つすべてを叶えることは難しい場合もあります。自分の中で土地選びの譲れないポイントをもっておくとスムーズです。
2. 暮らしやすさで選ぶ!福岡のおすすめエリア5選
子育てしやすい環境が整った「福津市・宗像市」
福岡市の北東部に位置する福津市と宗像市は、自然環境と子育て支援が充実したエリアとして注目を集めています。
福津市は福岡市のベッドタウンとして発展し、子育て世代の流入が増加しています。海や山に囲まれた自然環境が魅力で、自然を感じながら穏やかに過ごすことができます。「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の一部が世界遺産に登録されており、歴史的な背景も持ちます。
子育て支援では、18歳までの医療費助成制度(※4)や充実した保育施設など、子育て世代を応援する取り組みが豊富です。JR鹿児島本線の福間駅や東福間駅を中心に住宅地が広がり、福岡市内へのアクセスも良好です。
宗像市も自然環境が豊かで、全国住み続けたい街ランキングランキング1位(※5)に選ばれるほど人気の高いエリアです。市内には総合公園や図書館など、子どもの教育環境も充実しています。教育面での評価が高く、学力向上プロジェクトなど独自の取り組みが行われています。
両市とも土地価格は福岡市内に比べて手頃で、広い敷地を確保しやすいのも魅力です。坪単価は15〜25万円程度(※6)からとなっており、余裕のある敷地での平屋も建てやすいエリアです。
アルシスホームではこのエリアの分譲地やモデルハウスもございます。特に中庭のある平屋「プラスリッコ」が人気です。多様な時代の多様な幸せにフィットする、2階建て住宅は「アルシティオプレミアム」で取り扱っております。
※4 引用:https://www.city.fukutsu.lg.jp/soshiki/kodomo/zidousoudan/2/1131.html
※5 引用:https://www.city.munakata.lg.jp/machihito/kiji0037627/index.html
※6 引用:https://tochidai.info/fukuoka/munakata/
通勤・通学に便利な「春日市・大野城市」
福岡市の南側に隣接する春日市と大野城市は、利便性の高さとファミリー向けの住環境の充実度から、常に住みたい街ランキング上位に入る人気エリアです。
春日市は福岡県内で最も小さな市ながら、人口密度は高く、若い世代が多いのが特徴です。日経BPの「シティブランド・ランキング ―住みよい街2021―」では、九州で1位(全国で11位)を獲得するほどの住みやすさを誇ります(※6)。教育環境の充実度も高く、全ての公立小中学校でコミュニティスクール(学校運営協議会制度)を導入し、地域全体で子どもを育てる体制が整っています。
大野城市も同様に交通アクセスに優れ、西鉄天神大牟田線沿いに住宅地が広がっています。緑豊かな四王寺山や大野城跡など自然や歴史的スポットも多く、都市と自然のバランスが取れたエリアです。
両市とも地価は福岡市内に比べると手頃ですが、利便性の高さから近年は上昇傾向にあります。坪単価は30〜50万円程度が中心(※7)で、良好な住宅地は人気が高いため、希望の条件に合う土地はやや見つけにくい状況です。
※6 引用:https://www.nikkeibp.co.jp/atcl/newsrelease/corp/20210825/
※7 引用:https://tochidai.info/fukuoka/
自然も買い物も両立できる「糸島市」
福岡市の西側に位置する糸島市は、豊かな自然環境と洗練されたライフスタイルが魅力の注目エリアです。海と山に囲まれた美しい景観と、農業が盛んな地域ならではの新鮮な食材、さらにオシャレなカフェやショップが点在する独特の雰囲気が人気を集めています。
糸島市の魅力は何と言っても豊かな自然環境です。美しい海岸線や二丈岳などの山々に囲まれ、自然を感じながらの暮らしができます。週末には海水浴やサーフィン、山登りなどのアクティビティを楽しむことができ、アウトドア好きにはたまらない環境です。
また、近年は「糸島暮らし」がSNSなどでも注目され、芸術家やクリエイターが移住して活動するなど、文化的な魅力も高まっています。個性的なカフェやレストラン、ハンドメイド作家のショップなどが点在し、休日には福岡市内からも多くの人が訪れる人気スポットとなっています。
土地価格は駅周辺の住宅地でも福岡市内より比較的リーズナブルで、坪単価15〜30万円程度(※7)が中心です。特に駅から少し離れた場所では広い敷地を確保できる物件も多く、自然環境を活かした開放的な住まいづくりができるでしょう。
利便性と資産価値で選ぶ「中央区・早良区」
福岡市内でも特に人気の高い中央区と早良区は、利便性の高さと資産価値の安定性から、長期的な視点での土地購入に適したエリアです。
中央区は福岡市の中心部に位置し、天神や大名、薬院など商業施設や飲食店が集まるエリアを有しています。オフィス街も多く、職住近接の暮らしができる利点があります。一方で閑静な住宅地も多く、大濠公園や舞鶴公園といった緑豊かな公園にも恵まれています。
早良区も同様に人気の高いエリアで、特に西新・百道浜エリアは住みたい街としてランキング上位に常にランクインしています。西新は地下鉄駅を中心に商店街やスーパー、飲食店が充実し、日常生活の利便性が高いのが特徴です。
両区とも土地価格は福岡市内で最も高く、中央区の人気エリアでは坪単価100万円を超える物件も珍しくありません。早良区でも60〜100万円/坪が相場(※8)となっています。
これから注目の開発エリア「那珂川市・新宮町」
福岡市周辺には、今後の発展が期待できる注目エリアがいくつかあります。特に那珂川市と新宮町は、近年の開発や交通インフラの整備によって大きく変わりつつあるエリアとして注目を集めています。
那珂川市は2018年に市制施行されたばかりの新しい市で、福岡市南区に隣接しています。自然環境が豊かで、市内を流れる那珂川沿いには公園や遊歩道が整備され、自然を身近に感じながら暮らせる環境が魅力です。
新宮町は福岡市の東側に位置する糟屋郡の一つで、福岡県内で最も人口増加率が高い自治体として知られています。2010年のJR新宮中央駅開業を契機に大きく発展し、駅前には「IKEA福岡新宮」やショッピングモールなどが立地しています。
両エリアとも土地価格は福岡市内に比べるとリーズナブルで、坪単価は20〜45万円程度(※9)が中心です。新しい住宅地の開発も進んでおり、今後の発展が期待されています。
3. 土地選びで見落としがちなポイントとは?
土地選びでは、立地や価格だけでなく、将来の暮らしに影響する様々なポイントを確認しましょう。ここでは、特に見落としがちだけれど重要なチェックポイントをご紹介します。
ハザードマップや用途地域の確認は必須
土地を選ぶ際には、その土地の安全性と建築可能な建物の条件を必ず確認しましょう。
ハザードマップは、洪水や土砂災害、地震による液状化など、自然災害のリスクを示した地図です。特に注意したいのは以下のポイントです:
・洪水ハザードマップ:川の近くや低地では水害リスクを確認
・土砂災害警戒区域:傾斜地や山の近くでは土砂災害のリスクを確認
・液状化リスク:特に埋立地や旧河川敷などでは地盤の状況を確認
また、用途地域も大切なチェックポイントです。用途地域によって、建てられる建物の種類や大きさ、高さなどが制限されます。
日当たり・風通し・地盤…現地でのチェックが重要
土地の良し悪しを判断するためには、実際に現地に足を運んで確認することが欠かせません。
日当たりと風通しは、暮らしの快適性に直結する重要な要素です。朝・昼・夕方と時間帯を変えて現地を訪れ、日当たりの変化を確認することが大切です。
地盤の状態もチェックポイントです。地盤が弱い場合、地盤改良工事が必要になり、建築費用が追加で発生する可能性があります。
建築条件付き土地のメリット・デメリット
建築条件付き土地とは、「一定期間内に所定の会社と『工事請負契約』を結ぶこと」という条件が付いた土地のことです。
メリットは
・建築会社がすでに決まっているため、家づくりの手続きがスムーズ
・建物の参考プランや概算費用が示されているので、全体の予算計画が立てやすい
デメリットとしては
・指定された建築会社以外で家を建てることができない
・建物プランの自由度が限られる場合がある
・一定期間内に建築請負契約を結ぶ必要があり、じっくり検討する時間が限られる
4. 最新の福岡の土地情報はどこでチェックする?
理想の土地を見つけるためには、常に最新の土地情報をチェックしておくことが大切です。福岡の土地市場は動きが速く、良い条件の土地はすぐに売れてしまうことも少なくありません。
不動産ポータルサイトと地元ビルダーの情報差
土地情報を探す際、多くの方がまず利用するのが不動産ポータルサイト(SUUMO、HOME'S、アットホームなど)です。これらのサイトは広範囲の物件情報を一度に確認できる便利なツールですが、実は全ての土地情報が掲載されているわけではありません。
地元ビルダーや工務店が持つ土地情報には、ポータルサイトに掲載される前の「未公開物件」情報を持っていることがあります。特に人気エリアで良い条件の土地は、ポータルサイトに掲載される前に売れてしまうことも少なくありません。
プラスリッコでは、長年の地域密着の活動から得られた独自のネットワークを活かし、未公開の土地情報もご紹介しています。気になる方はお気軽に資料請求をしてみてください。
プラスリッコが提案する分譲地・土地探しサポート
プラスリッコでは、豊かな暮らしを叶えるための土地探しから住まいづくりまで、トータルでサポートしています。
プラスリッコの土地探しサポートの特徴
福岡県内の不動産会社や土地所有者との長年の信頼関係から得られる独自の土地情報を持っています。
土地の条件を見て、その土地に最適な住まいプランをご提案します。建物と土地を一体で考えることで、理想の暮らしに近づけます。
厳選したエリアで、分譲地も展開しています。土地の条件や環境、将来性などを総合的に判断し、より良い暮らしができる場所を厳選しています。
5. まとめ|土地選びからはじまる、理想の暮らしづくり
福岡で理想の土地を見つけることは、理想の暮らしを叶えるための第一歩です。この記事でご紹介したように、土地選びには様々なポイントがあり、慎重な判断が求められます。
プラスリッコでは、お客様の理想の暮らしを叶えるために、土地探しから住まいづくりまでトータルでサポートしています。福岡で培った実績と経験、地域に密着したネットワークを活かし、一人ひとりに寄り添った提案を心がけています。
特に中庭を中心に各部屋が配置されたプラスリッコの平屋住宅は、光と風を取り込む設計で、福岡の気候風土に適した住まいとして多くの方に選ばれています。土地選びの段階から、この住まいの特性を最大限に活かせる条件を踏まえたご提案が可能です。
福岡での土地選びに悩んでいる方、これから家づくりを始める方は、ぜひ一度プラスリッコにご相談ください。土地情報のご提供はもちろん、その土地で理想が叶えられる住まいのプランもご提案します。