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2025.05.19

福岡で平屋を建てる!新築相場と建てる時のポイント

福岡で平屋の新築を検討している方にとって、「費用はどれくらい?」「家族のライフスタイルに合うの?」といった疑問は尽きません。特に子育て世代の女性にとっては、暮らしやすさや将来の見通しも大切なポイント。この記事では、福岡で平屋を建てる際の相場感や、後悔しないためのポイントをわかりやすくご紹介します。

1. 福岡で平屋を建てる人が増えている理由


福岡県宗像市:K様邸

近年、福岡県内で平屋を選ぶ家族が徐々に増えています。2階建てが主流だった住宅市場で、なぜ平屋が注目されているのでしょうか。

子育て世代に人気の「段差のない暮らし」

平屋の最大の魅力は、すべての生活空間が一つのフロアに集約されていること。小さな子どもがいる家庭では、階段の昇り降りによる事故の心配がなく、常に家族の様子が把握できるという安心感があります。

福岡県内の住宅展示場でも、小さな子どもを連れた家族から平屋の間取りに関する質問が増えているといいます。特に共働き世帯からは、「リビングからどの部屋の様子も見渡せる」「家事をしながら子どもを見守れる」といった点が評価されています。

生活動線のシンプルさも大きなメリットです。リビングから寝室、浴室まで一つの空間でつながっているため、日常の家事がスムーズに行えます。洗濯物を干す、取り込む、畳むといった一連の流れも、階段の上り下りなしで完結できるため、子育て中の忙しい時期には特に住みやすいといえるでしょう。

将来を見据えた

平屋の人気が高まっているもう一つの要因は、より長期的な視点で住宅を検討する人が増えていることです。若いファミリー層でも、「このまま年を重ねても住み続けられる家」を求める傾向が強まっています。

階段がないことで足腰に負担をかけず、バリアフリー設計が容易な平屋は、将来の介護や老後の生活も見据えた選択として支持されています。

また、住宅の長寿命化により、一生涯にわたって同じ家に住み続けることを前提とした家づくりが一般的になってきました。アルシスホームの長期保証制度(20年初期保証・10年設備保証)のように、住まいの品質を長期間保証するサービスも増え、「一生住み続けられる家」としての平屋の価値が再認識されています。

土地面積を活かした自由な設計ができる

平屋は2階建てよりも広い敷地が必要になる反面、その分、空間の使い方の自由度が高まります。特に中庭や庭と一体化したリビングなど、開放的で贅沢な空間設計が可能なことも大きな魅力です。

福岡県の郊外エリアでは、福岡市内と比べて比較的広い土地が手に入りやすく、理想的な平屋を建てやすい傾向にあります。プラスリッコのモデルハウスや完成見学会では、特に「キッチンからリビング全体と中庭が見渡せる平屋」が好評です。

中庭を中心に各部屋が配置された間取りは、光と風を取り込みやすく、自然と共生する暮らしにすることができます。プラスリッコでは、中庭を中心とした平屋設計を得意としており、福岡の気候や風土に合わせた住まいづくりを提案しています。

2. 福岡で平屋を建てる際の相場は?

佐賀県三養基郡:S様邸

平屋を建てようとするとき、気になるのが費用面。福岡での平屋建築にかかる費用相場について見ていきましょう。

新築平屋の坪単価と総額目安

福岡県での平屋の新築費用は、立地条件や仕様によって幅がありますが、一般的な坪単価は60万円~80万円程度です(※1)。建物本体の総額としては、30坪の平屋で約1,800万円~2,400万円程度が目安となります。

ただし、これはあくまで建物本体価格であり、土地代や外構工事、諸費用などは含まれていません。総費用として考えると、平均的な平屋の場合、土地込みで3,500万円~5,000万円程度が相場とされています(※2)

ローコスト志向の平屋住宅なら、建物本体で1,000万円台から建築できる場合もあります。ただし機能性や断熱性、耐久性などの基本性能とのバランスを考慮することが大切です。長く住み続ける家のため、ローコストで建てることが必ずしも良いこととは限りません。

※1,2 出典:https://www.jhf.go.jp/about/research/2022.html

地域ごとの価格傾向(福岡市・郊外など)

福岡県内でも地域によって土地価格が大きく異なるため、同じ広さの平屋でも建築費用に大きく差が出ます。

福岡市内(特に中央区や南区、東区)では土地の坪単価が高く、平屋を建てるには相応の費用がかかります。一方、宗像市、糟屋郡、古賀市、福津市などの郊外エリアでは、比較的手頃な価格で広い土地が手に入りやすくなっています。こうしたいわゆる「ベッドタウン」で広々とした平屋を建てるのも良いでしょう。

例えば、糟屋郡粕屋町では2025年の土地公示価格で坪単価平均が約10.01万円(※3)となっており、福岡市内に比べてかなり抑えられています。こうした地域では同じ予算でも広い土地が確保しやすいため、ゆとりのある平屋を建てやすいでしょう。

※3 出典:https://tochidai.info/fukuoka/kasuya/ 

注文住宅と建売住宅でどう違う?

平屋の購入方法として、注文住宅と建売の2つの選択肢があります。それぞれの特徴を理解して、自分や家族にあったものを選びましょう。

注文住宅のメリット

 ・家族のライフスタイルに合わせたオーダーメイドの間取りが可能
 ・デザインや素材、設備機器まで細かく選べる
 ・将来の暮らしを見据えた設計ができる

建売住宅のメリット

 ・価格が明確で予算管理がしやすい
 ・住宅ローンの手続きが比較的スムーズ
 ・完成した状態を確認して購入できる安心感

どちらを選ぶにせよ、施工会社の実績や保証内容をしっかり確認しましょう。に注文住宅の場合は、実際に建てた家を見学できる完成見学会のイベントがあれば積極的に参加し、完成後のイメージを具体的に書き出していったり、家族で話し合ったりすることをおすすめします。

3. 平屋を建てるときの失敗しないポイント


福津市宮司浜:K様邸

平屋を建てる際に、後悔しないためのポイントをご紹介します。土地選びから設計、将来の暮らしまで見据えた考え方が重要です。

家事動線と収納の工夫

平屋の大きな魅力は、暮らしにおける効率的な動線を作りやすいことです。特に家事の流れを意識した動線づくりは、毎日の暮らしを快適にする平屋ならではのポイントです。

キッチン、ランドリールーム、クローゼットなどを効率よく配置することで、無駄な動きを省きます。例えば、洗濯機の近くに室内干しスペースと収納を設けることで、「洗う→干す→畳む→しまう」という一連の流れがスムーズになります。

また、平屋は2階がない分、収納スペースの確保に工夫が必要です。天井高を活かした高い位置の収納や、床下収納、小屋裏収納などを取り入れることで、コンパクトでも収納力のある住まいに。

日当たりと風通しの確保

平屋は2階建てよりも採光や通風の確保が難しい場合があります。特に隣家との距離が近い場合、窓からの光と風をどのように取り込むかが課題になります。

この解決策として、中庭やハイサイドライトを設置することで、建物中央部にも光と風を届けることができます。プラスリッコでは、中庭を中心とした間取りで、どの部屋からも光と風を取り込める設計が人気です。

また、開口部の配置や大きさにも注目しましょう。主要な居室の窓は、朝日が入る東向きにする、季節ごとの風向きを考慮するなど、福岡の気候特性を活かした設計を心がけましょう。

将来のリフォームも見据えた間取り計画

家族構成やライフスタイルは時間とともに変化します。子どもの成長、老後の暮らし、進学や就職による家族の増減など、将来の変化に対応できる柔軟性を持たせることが大切です。

例えば、子ども部屋は将来的に間仕切りを変更できる設計にしておく、書斎や趣味の部屋を将来の介護スペースとしても使えるよう配置するなど、長期的な視点での間取り計画によって年数が経過した後も住みやすい平屋を実現します。

また、バリアフリー設計の要素をあらかじめ取り入れておくこともポイントです。段差のない床、広めの廊下幅、手すりの設置を想定した壁の補強など、将来の改修を見据えた基本設計があれば、大規模なリフォームをする必要はありません。

4. プラスリッコの平屋住宅の実例紹介


福岡県遠賀郡:N様邸

アルシスホームの平屋ブランド「+RICCO(プラスリッコ)」では、福岡の気候風土に合わせた、豊かな暮らしを叶える住まいづくりを提案しています。ここからは実際に当社で建てられた事例をご紹介します。

広い中庭がある癒しの住まい(福岡県宗像市 モデルハウス事例)


宗像市日の里モデルハウス

プラスリッコの日の里モデルハウスでは、中庭を囲むように各部屋が配置された平屋住宅を見学できます。リビングの大きな窓からは中庭の緑が見渡せ、室内にいながら四季の変化を感じられる設計になっています。

特徴的なのは、12帖の広々とした中庭とそれを取り囲むリビング。中庭に面した大きな窓からは自然光が差し込み、リビング全体を暖かく包み込みます。

中庭は外からの視線を遮るプライベート空間なので、お子様の安全を守り楽しく暮らせます。

段差なしのフラット設計と自然素材の住まい(施工事例イメージ)


福岡県福岡市:K様

次は自然光が差し込む無垢材のやさしさに包まれた平屋の紹介です。

自然素材にこだわり、吸床材には九州国立博物館の収蔵庫に使用されている燻製熱処理した杉を使用。特に吸放湿性、消臭、防虫効果に優れたさつまの燻し杉です。

足裏の感覚が優しいので、「裸足で過ごしたくなる」快適な住まいです。

勾配天井と開放感あふれる空間設計(アトリエ博多 モデルハウス)


福岡市博多区東雲町:アトリエ博多

プラスリッコの「アトリエ博多」モデルハウスは、天井高を最大限に活かした開放的な空間が魅力です。リビングダイニングの勾配天井は最高部で4mを超え、開放感を生み出しています。

南向きに大きな窓を設けることで、冬でも太陽光をたっぷり取り込み、自然光による明るさと温かさを確保します。高気密・高断熱設計と組み合わせることで、光熱費の削減にも繋がります。

「平屋だと天井が低く感じるかな」という懸念を持つお客様も多いですが、実際に体感すると「こんなに開放的で広く感じるとは思わなかった」という驚きの声が聞かれます。リビングから庭へとつながる視線の抜けも、空間を広く感じさせる工夫の一つです。

ぜひたくさんのアイデアを持ち帰ってください。

5. 平屋を建てるなら知っておきたい保証制度

福岡県糟屋郡:F様邸

住まいは一生に一度の大きな買い物。長く安心して暮らすためには、保証制度についても知っておく必要があります。

新築住宅における一般的な保証制度とは?(瑕疵担保責任・設備保証など)

新築住宅には法律で定められた「住宅瑕疵担保責任保険」があり、基本構造部分について引き渡し後10年間の保証が義務付けられています。これは雨漏りや構造上の不具合など、住宅の基本性能に関わる部分が対象です。

また、住宅設備機器(給湯器やエアコン、キッチン設備など)については、メーカー保証が一般的に1〜2年間付いています。ただし、この保証期間は比較的短いため、長期的な暮らしを考えると不十分な場合もあります。

見落としがちな保証内容と選ぶ際の注意点

保証制度を検討する際、単に保証期間の長さだけでなく、具体的にどのような不具合が対象になるのか、修理・交換の範囲はどこまでかなど、内容を詳しく確認しましょう。

例えば、「10年保証」と謳っていても、年数が経つにつれて自己負担割合が増える場合や、定期点検の実施が条件になっている場合もあります。また、アフターサービスの体制や対応の迅速さも、長く住み続ける上でポイントになります。

住宅購入前に、建築会社やハウスメーカーのアフターサービス体制について、実際に入居している方の声を聞いてみるのも良いでしょう。

プラスリッコの長期保証制度とは?【20年初期保証・10年設備保証】

プラスリッコでは、標準で20年間の建物初期保証と10年間の住宅設備保証を提供しています。

建物初期保証の20年間は、構造・防水に関する不具合に対応します。一般的な保証が10年であることを考えると、倍の期間が確保されています。また、住宅設備保証の10年間は、機器内部の金属劣化や金属疲労による故障・不具合が対象で、修理に関わる部品代、出張料、作業料等が無料となっています。

嬉しいポイントは、お引き渡しから10年間何度でも利用できることで、例えばガスコンロの点火不良や換気扇の吸込み不良など、実際によく起こる不具合にも対応。新築でも住宅設備機器の不具合は10年以内に2〜3回発生することもあるので、保証期間が長いことは住宅会社選びにおいても重要な内容です。

6. まとめ|福岡での平屋暮らしは、家族と自分を大切にする選択


福岡県:H様邸

福岡で平屋の家づくりを検討するにあたって、その魅力は単なる「階段がない住まい」以上のものがあることがおわかりいただけたでしょうか。

平屋は、子育てファミリーにとって家族の気配を常に感じられる安心感があり、将来の変化にも柔軟に対応できる住まいです。福岡の気候を活かした中庭のある設計や、光と風を取り込む工夫は、日々の暮らしに豊かさをもたらします。

費用面では、立地によって大きく変わるものの、郊外エリアを中心に手の届きやすい選択肢も増えています。家族のライフスタイルや将来像を大切に考え、長く住み続けられる住まいとしての平屋を検討してみてはいかがでしょうか。

プラスリッコでは、福岡で長年培ってきた経験と技術を活かし、実際に暮らし方を体感いただきながら理想の家づくりを進められる常設モデルハウス「アトリエ博多」での相談会を実施しています。

住まいは単なる「箱」ではなく、家族の思い出と未来を育む大切な場所。家づくりを通じて、あなたらしい豊かな暮らしのかたちを見つける一歩を踏み出してみませんか?