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2025.06.15

【中庭付き住宅】2階建てや平屋のケース別に見る!オシャレな住宅も!

家族のプライベート空間を確保しながら、開放感のある住まいを実現できる「中庭付き住宅」。最近では子育て世代を中心に注目を集めています。

しかし、「中庭って本当に必要?」「2階建てと平屋、どちらが良いの?」「建築費用はどのくらい?」といった疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。

この記事では、福岡で中庭付き注文住宅を検討している方に向けて、2階建てと平屋それぞれのメリット・デメリット、建築費用の違い、そして中庭の魅力的な活用方法まで詳しくご紹介します。

実際の住宅事例も交えながら、あなたの理想の住まいづくりをサポートいたします。

1. 中庭付き住宅が選ばれる理由とは?


福岡県:Y様邸

近年、注文住宅を検討する際に中庭付きの住宅を選ぶ家族が増えています。その背景には、現代の住環境における様々な課題に対して、中庭がその解決策となっているためです。

プライバシーを保ちながら開放感を実現

都市部では隣家との距離が近く、「窓を開けると隣の家が見える」「洗濯物を干すのに気を遣う」といった悩みを抱える方が多くいらっしゃいます。中庭付き住宅なら、外部からの視線を気にすることなく、大きな窓を設けて明るく開放的な空間を実現することができます。

リビングから中庭を見渡せる設計にすることで、実際の床面積以上の広がりを感じることができ、圧迫感のない住環境を作り出せます。また、中庭に面した窓であれば、カーテンを閉めずに過ごすことも可能で、常に自然光を取り入れた明るい住空間を楽しめます。

子育て世代に嬉しい安全な遊び場

小さなお子様がいる家庭では、公園まで遠かったり、外で遊ばせたりすることが心配に感じられるかもしれません。中庭があれば、親の目が届く範囲で子どもたちが安全に遊ぶことができます。

夏場にはビニールプールを設置して水遊びを楽しんだり、テントを張ってキャンプ気分を味わったりと、家にいながらも様々な遊びができます。また、友達を招いて遊ぶ際も、近隣への騒音を気にすることなく、のびのびと過ごせる環境を作り出すことができます。

自然光と風通しの良さ

中庭を設けることで、建物の内部にも自然光を取り込みやすくなります。特に奥行きのある敷地では、中庭がない場合、建物の中央部分が暗くなりがちです。中庭があることで、住宅全体に均等に光が行き渡り、一日中明るい住環境を保てます。

また、中庭を通して自然な風の流れを作ることで、夏場の暑さ対策にも効果的です。風通しが良いと湿気もこもりにくく、カビやダニの発生を抑制し、家族の健康面でもメリットがあります。

2. 【2階建て】中庭付き住宅のメリット・デメリット


福岡県宗像市:O様邸

2階建ての中庭付き住宅は、限られた敷地を有効活用しながら、ゆとりのある住環境を実現できる住宅スタイルです。

2階建て中庭住宅のメリット

多彩な空間活用が可能

2階建ての場合、1階に中庭を設けて、2階から中庭を見下ろすという立体的な空間構成が可能です。2階の廊下や各部屋から中庭を眺めることで、住宅全体に開放感をもたらします。

また、2階にバルコニーを設けて中庭と連続した外部空間を作ることで、より広がりのある住環境を実現できます。1階では家族の共有スペースとして中庭を活用し、2階では個人のプライベート空間として楽しむといった使い分けも可能です。

土地の制限を受けにくい

都市部の限られた土地でも、2階建てにすることで必要な居住空間を確保しながら中庭を設けることができます。平屋では中庭を作ると居住空間が狭くなってしまう土地でも、2階建てなら十分な部屋数を確保することができます。

建築費用を抑えやすい

同じ床面積であれば、平屋よりも2階建ての方が基礎工事や屋根工事の面積が少なくなるため、建築費用を抑えることができます。中庭付き住宅を検討する際に初期費用を抑えたい方には適した選択肢と言えます。

2階建て中庭住宅のデメリット

上下階の移動が必要

日常生活において、階段の上り下りが必要になります。洗濯物を2階のベランダに干す際や、2階の部屋を掃除する際など、家事動線が長くなる場合があります。高齢になった時の住みやすさを考慮すると、将来的な課題となる可能性もあります。

中庭の活用に制限が生じる場合がある

2階建ての場合、中庭の上部が2階部分で覆われてしまうことで、十分な日照を確保できない可能性があります。また、2階からの視線が気になり、中庭でのプライベートな時間を楽しみにくいケースもあります。

メンテナンスの手間

2階建ては平屋に比べて外壁の面積が多く、また高所での作業が必要になるため、定期的なメンテナンスにかかる手間と費用が増える傾向があります。

2階建てに向いている家族構成

2階建ての中庭付き住宅は、以下のような家族に適しています。

 ・子育て世代の家族:子ども部屋を2階に設けて、1階の中庭で遊ばせながら家事をこなしたい家族
 ・将来の家族構成変化に対応したい家族:現在は夫婦のみでも、将来的に子どもを持つ予定がある家族
 ・限られた敷地を有効活用したい家族:都市部の狭い敷地でも、中庭のある住環境を実現したい家族

3. 【平屋】中庭付き住宅のメリット・デメリット


福岡県久留米市:N様邸

平屋の中庭付き住宅は、ワンフロアでの生活を基本としながら、中庭によって住宅全体に開放感と光をもたらす住宅スタイルです。

平屋中庭住宅のメリット

シンプルで快適な生活動線

平屋の最大の魅力は、すべての部屋が同一フロアにあることです。中庭を中心とした住宅設計により、各部屋から中庭への動線が短く、家事効率が向上します。洗濯物を中庭に干す際も、重い洗濯かごを持って階段を上る必要がありません。

キッチンから中庭で遊ぶ子どもたちを見守りながら料理ができ、リビングからも中庭へ直接出入りできるため、屋内外の境界がゆるやかに繋がった住環境を実現できます。

中庭を最大限活用できる

平屋の場合、中庭の上部が建物で覆われることがないため、一日中十分な日照を確保できます。また、周囲の部屋すべてが中庭に面しているため、どの部屋からも中庭の景色を楽しめます。

中庭でのプライバシーも確保しやすく、家族だけの特別な空間として存分に活用することができます。ガーデニングを楽しみたい方や、アウトドアリビングとして使いたい方には特に適しています。

将来にわたって住みやすい

階段がないため、高齢になっても住み続けやすい住宅です。車椅子が必要になった場合でも、平屋なら住宅内の移動に支障がありません。長期的な視点での住まいを考える方には大きなメリットです。

メンテナンスが容易

屋根や外壁のメンテナンスの際も、平屋なら足場の設置が簡単で、費用も抑えられます。また、雨どいの掃除なども脚立程度で対応でき、日常的なメンテナンスの負担が軽減されます。

平屋中庭住宅のデメリット

広い敷地が必要

平屋で十分な居住空間と中庭を確保するには、ある程度の敷地面積が必要です。都市部では敷地面積の制約により、希望する間取りを実現できない場合があります。

建築費用が高くなりがち

同じ床面積であれば、平屋の方が基礎工事や屋根工事の面積が大きくなるため、建築費用が高くなる傾向があります。また、構造的に大きな屋根が必要になるため、材料費も増加します。

プライバシーの確保に工夫が必要

周囲の2階建て住宅からの視線が気になる場合があります。中庭のプライバシーを確保するには、植栽や塀の設置などの対策が必要になることがあります。

平屋に向いている家族構成

平屋の中庭付き住宅は、以下のような家族に適しています。

 ・子どもが独立した夫婦:ゆったりとした住環境で、中庭を活用した趣味の時間を楽しみたい夫婦
 ・小さな子どもがいる家族:階段による事故のリスクを避けたい、中庭で安全に遊ばせたい家族
 ・将来的な住みやすさを重視する家族:高齢になっても快適に住み続けられる住宅を求める家族
 ・アウトドア志向の家族:中庭でガーデニングやバーベキューなどを楽しみたい家族

4. 建築費用の違いを比較!2階建てvs平屋


佐賀県鳥栖市真木町:Y様邸


2階建て中庭住宅の建築費用目安
 

2階建ての中庭付き住宅の場合、一般的な2階建て住宅に比べて建築費用が高くなることが多いです。これは、中庭部分の設計や、それに伴う複雑な構造計算、防水処理などが必要になるためです。

床面積30坪の場合の建築費用目安

 ・標準的な仕様:1,800万円〜3,000万円
 ・高品質な仕様:2,500万円〜4,500万円

中庭の仕上げ方法によっても費用は変わります。シンプルなコンクリート仕上げであれば比較的費用を抑えられますが、天然石やタイル、植栽を充実させると費用は上昇します。


平屋中庭住宅の建築費用目安

平屋の中庭付き住宅は、2階建てに比べて基礎工事や屋根工事の面積が大きくなるため、建築費用が高くなる傾向があります。

床面積30坪の場合の建築費用目安

 ・標準的な仕様:2,000万円〜3,500万円
 ・高品質な仕様:2,800万円〜5,000万円

平屋の場合、屋根の形状や構造が建築費用に大きく影響します。複雑な屋根形状や、大空間を実現するための構造材が必要になると、費用は上昇します。

※建築費用は地域、仕様、施工会社によって大きく異なります。詳細な費用については、各建築会社にお見積もりをご依頼ください。

建築費用を抑えるポイント

設計の工夫

中庭の形状をシンプルにすることで、建築費用を抑えることができます。複雑な形状の中庭は、防水処理や構造的な配慮が必要になり、費用が増加します。長方形や正方形のシンプルな中庭にすることで、費用を抑えながらも十分な効果を得られます。

仕上げ材の選択

中庭の床仕上げは、コンクリート打ちっぱなしやタイル貼りなど、メンテナンスしやすい材料を選ぶことで、初期費用と維持費用の両方を抑えることができます。

段階的な整備

中庭の植栽や設備は、入居後に少しずつ整備していくことで、初期費用を抑えることができます。まずは基本的な設備を整え、生活しながら必要に応じて追加していく方法もあります。

5. 中庭の魅力的な活用方法アイデア集


福岡県遠賀郡:N様邸

中庭は単なる空間ではなく、家族のライフスタイルに合わせて様々な活用方法があります。

アウトドアリビングとしての活用

中庭にウッドデッキやタイルテラスを設けることで、屋外でありながらリビングの延長として使える空間を作ることができます。天気の良い日には、コーヒーを飲みながら読書をしたり、家族で食事を楽しんだりと、日常に特別な時間を取り入れることができます。

夜間にはライトアップすることで、幻想的な雰囲気を演出できます。仕事で疲れた日の夜に、中庭で星空を見上げながらリラックスする時間は、心身のリフレッシュに効果的です。

子どもの遊び場・学習スペース

中庭は子どもたちにとって安全で自由な遊び場になります。砂場を作って砂遊びをしたり、小さなブランコを設置したりと、子どもの年齢に応じて遊び環境を整えることができます。

また、中庭に面したヌック(小さな読書スペース)を設けることで、自然光の中で勉強できる学習環境を作ることもできます。キッチンから子どもの様子を見守りながら、集中して勉強に取り組める環境は、子どもの学習意欲向上にも繋がります。

趣味を楽しむプライベート空間

ガーデニングが趣味の方なら、中庭を小さな庭園として整備することで、四季を通じて植物の成長を楽しむことができます。ハーブガーデンを作って料理に活用したり、季節の花々で中庭を彩ったりと、暮らしに彩りを添えることができます。

また、中庭に小さな工房スペースを設けて、陶芸や木工などの創作活動を楽しむこともできます。外部からの視線を気にすることなく、集中して趣味に打ち込める環境は、日々の生活に充実感をもたらします。

6. 福岡で中庭付き注文住宅を建てる際の注意点


福岡県京都郡:K様邸

福岡で中庭付き住宅を計画する際には、地域特有の気候や風土を考慮した設計が重要です。

気候・風土に合わせた設計のポイント

雨対策の重要性

福岡は梅雨時期の降水量が多く、台風の影響も受けやすい地域です。中庭の排水設備は特に重要で、雨水が溜まらないような勾配の設計や、十分な排水能力を持つ排水システムの設置が必要です。

夏の暑さ対策

福岡の夏は気温が高く、湿度も高いため、中庭の暑さ対策も重要です。中庭に植栽を設けることで、自然な日陰を作り、気温の上昇を抑制できます。また、中庭を通る風の流れを計算した設計により、自然な換気を促進できます。

冬の寒さ対策

福岡では冬に雪が降ることもあるため、中庭の凍結対策も考慮する必要があります。水栓の凍結防止対策や、植栽の寒さ対策なども重要な要素です。

メンテナンスで気をつけること

排水設備の定期点検

中庭の排水設備は詰まりやすいため、定期的な点検と清掃が必要です。特に落ち葉の多い季節には、こまめな清掃が重要です。

植栽の管理

中庭に植栽を設ける場合は、定期的な剪定や水やりが必要です。植物の成長により、隣地への枝の侵入や、建物への影響がないよう管理することが必要です。

防水性能の維持

中庭の床面や壁面の防水性能は、定期的な点検と必要に応じた補修が重要です。防水性能が低下すると、建物内部への浸水リスクが高まります。

近隣への配慮事項

騒音への配慮

中庭で子どもが遊ぶ際の声や、夜間のライトアップによる光害など、近隣への配慮が必要です。適切な時間帯での使用や、必要に応じた防音対策、照明の配置に注意を払いましょう。

プライバシーの尊重

中庭の設計では、隣地からの視線だけでなく、隣地への視線も考慮する必要があります。お互いのプライバシーを尊重した設計により、良好な近隣関係を築くことも大切です。

7. プラスリッコの中庭付き住宅実例紹介


福岡県久留米市:S様邸

プラスリッコでは、家族のライフスタイルに合わせた中庭付き住宅を数多く手がけています。

常設モデルハウス「アトリエ博多」の魅力

福岡市博多区東雲町にある常設モデルハウス「アトリエ博多」は、中庭を中心とした平屋住宅の魅力を実際に体感できる施設です。延床面積は約32坪で、一般的な家族構成に適したサイズとなっています。


アトリエ博多

中庭を中心とした空間構成

「アトリエ博多」の中庭は約11坪の広さで、リビング、ダイニング、寝室、浴室などすべての主要な部屋が中庭に面しています。この設計により、どの部屋からも中庭の景色を楽しむことができ、住宅全体に一体感が生まれています。

中庭には噴水を設置し、水の音が心地よい癒しの空間を演出しています。また、夜間にはライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

堀床リビングの開放感

リビングは通常の床面より15cm下げた堀床リビングとなっており、天井の高さを効果的に活用した開放的な空間を実現しています。大きな窓から中庭を眺めながら、家族がゆったりと過ごせる空間設計となっています。

ウッドデッキでの特別な時間

中庭にはウッドデッキを設置し、寝室と直接つながる設計となっています。朝のコーヒータイムや夕涼みなど、日常の中に特別な時間を取り入れることができます。

オシャレな施工事例から学ぶ中庭活用術

プラスリッコでは、様々な家族構成やライフスタイルに合わせた中庭付き住宅を建築しています。

子育て世代の中庭活用事例


福岡県:N様邸

小学生の子どもを持つ家族の事例では、中庭にウッドデッキと人工芝を組み合わせた遊び場を設けています。脱衣所と浴室が中庭に面しているため、子どもたちが泥んこになって遊んだ後も、すぐに浴室に向かうことができる動線となっています。また、キッチンから中庭を見渡せる設計により、料理をしながら子どもたちの様子を見守ることができます。

趣味を楽しむ中庭事例


福岡県嘉麻市:Y様

ガーデニングが趣味のご夫婦の事例では、中庭の一角に小さな菜園を設け、四季を通じて野菜や花を育てています。和室からも中庭を眺めることができ、お茶を飲みながら植物の成長を楽しむ時間を大切にされています。

アウトドアリビングとしての活用事例


福岡県糟屋郡:K様邸

アウトドア好きの家族の事例では、中庭にアウトドア用の家具を配置してセカンドリビングとして活用しています。友人を招いてのバーベキューや、家族でのティータイムなど、様々なシーンで中庭を活用されています。

8. まとめ|理想の中庭付き住宅を実現するために


福岡県福津市:F様邸

中庭付き住宅は、現代の住環境において多くのメリットをもたらす住宅スタイルです。プライバシーを確保しながら開放感を得られ、家族の安全な遊び場を提供し、自然光と風通しの良い住環境を実現できます。

2階建てと平屋それぞれに特色があり、家族構成やライフスタイル、敷地条件に応じて最適な選択が異なります。建築費用の面でも、設計の工夫により予算に応じた住宅を実現することが可能です。

福岡で中庭付き住宅を検討される際は、地域の気候風土を考慮した設計と、長期的なメンテナンスへの視点を持つことが重要です。また、近隣との良好な関係を維持するための配慮も欠かせません。

プラスリッコでは、「アトリエ博多」で実際の中庭付き住宅を体感していただくことができます。豊富な施工実績と長期保証制度により、安心して住み続けられる住宅を提供しています。

中庭付き住宅は、家族の暮らしに新たな価値をもたらす住まいです。あなたの理想の暮らしを実現するために、ぜひ一度実際の中庭付き住宅を体感してみてください。きっと新しい住まいの可能性を発見できるはずです。